遠藤捨三の世界

こちらは、空き地の詩人・遠藤捨三の愛好家(好事家)のための会員制ブログです。

最も楽に持久力をつける方法。

 私は面倒くさがりで、筋トレも基本的に3ヶ月坊主の人間です。職業が柔道整復師で、運動指導をする立場でもあるため、自分自身が面倒にならず継続できる運動を常に試行錯誤しています。最近では、一定のペースにこだわらず、走ったり歩いたりする「時間走」を試していました。時間走は筋力を鍛えることにつながりますので、ダンベルを用いた筋トレと合わせて、アフターバーンを期待したメニューです。アフターバーンというのは、運動が終わった後も、筋肉の回復・修復のために一定時間カロリー消費が続き、脂肪を燃焼し続ける現象のことです。

 

 筋トレに関しては、以前は50kgのバーベルで、ベンチプレスとスクワットを行っておりましたが、セッティングが面倒で滅多にやらない状態に陥ったので、左右15kg、30kgのダンベルにし、ダンベルフライとレッグランジに切り替えることで解消しました。ベンチやラックのセッティングの手間がないので、変更してから2年経ちますが毎日続いています。

 

 先日サッカーボールを蹴りたくなり、公園でリフティングをしたところ、3分で息切れ、肩で息をするような状態になり愕然としました。そのときもビールとウイスキーを呑んで、お腹いっぱいラーメンを食べた直後なので当たり前といえば当たり前なのですが。。息切れハアハア腹が苦しい、ただひたすら自己嫌悪です。なんだこの体は、いい加減持久力を鍛え直さないと…、と。


 私はジョギング程度、クルージング程度の有酸素運動は大好きなのですが、しんどいランニングを長時間続けるのは好きではありません。しかし心拍数上げてしんどいところまで追い込まなければ持久力、最大酸素摂取量は上がらないのです。なにか楽して効果を上げる方法はないでしょうか。楽で継続しやすいやり方です。

 

 結論を言ってしまえば、あれこれぐたぐた考えないで曜日を決めて嫌々でもペース走をすることです。あれこれ悩んでる時間があるなら走りながら考えよう、と考えます。答えが見つからなくても持久力がついてそれが答えになってしまうのです。おっかなびっくりならおっかなびっくりのまま、苦しかったらやだな、しんどいの続けるのやだな、などと、雑念を抱えながら無心で走ればいいのです。瞑想みたいなものでしょうか。雑念にいちいち反応しないで流れるままに任せ、その間ずっと走っています。いずれ持久力がつき、苦も無く走れるようになります。

 

 治療の現場の目線で話しをしますと、高齢者の膝や腰の痛みは、ほぼ筋力の弱化が原因で起こっています。つまり鍛えれば治るものなのですが、痛みに対する不安や恐怖心でリハビリはなかなか進みません。ところがある日、ある膝痛の高齢者の患者様が、「友達に誘われてフルマラソンの大会に出ることになった。」と言って走り始めたところ、

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